落葉 [創作,ポエム,詩]
夕焼け空の遠くに揺れる赤い蜃気楼
季節が変わったやさしい風は心地よく
黒影となった鳥が明日への希望を口ずさむ
さっきまで子供らがかけていた道に
足音を残しながら影はもう消えてなくなった
まわりに見えた何もかもが初めてで
誰よりも強くきれいで美しいと笑った
でもみんなも強くきれいで美しい
広い野原の真ん中にどっしりとかまえた一本の大きな木
その天高く伸びた南の高い所の古い枝から
ゆっくりと落ちていく葉はそうつぶやいた
【後記】
子供の頃に想像した大人は強く完璧でした。
希望だけの世界から希望と絶望の両立を味わう世界へと。
季節が変わったやさしい風は心地よく
黒影となった鳥が明日への希望を口ずさむ
さっきまで子供らがかけていた道に
足音を残しながら影はもう消えてなくなった
まわりに見えた何もかもが初めてで
誰よりも強くきれいで美しいと笑った
でもみんなも強くきれいで美しい
広い野原の真ん中にどっしりとかまえた一本の大きな木
その天高く伸びた南の高い所の古い枝から
ゆっくりと落ちていく葉はそうつぶやいた
【後記】
子供の頃に想像した大人は強く完璧でした。
希望だけの世界から希望と絶望の両立を味わう世界へと。
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